健康的なカラダを目指すうえで、ハーブを生活に取り入れている方が増えているそうです。 筆者も、ローズヒップやレモングラスなどのハーブティーが好きで、よく飲みます。 美味しい上に、健康にもなれるハーブ。その歴史は一体どのようなモノなのでしょうか??
とっても深い?ハーブの歴史を教えて…。
ハーブの歴史は人類の歴史、そういっても過言ではありません。 1000年以上も昔から、密接に繋がっているんです。 古代バビロニアの粘土板にも、その時の人々がハーブを使用していたという記録が載っているんです。 ざっと紀元前3000年ですから、今から5000年前ということになります。 これは驚きですね。 また、エジプトでも医師たちが治療薬としてハーブを使っていたという話です。 この時代から、人類はハーブや薬草の特性を熟知していたのですね。 古代の時代には主に医薬品といて使用されていたので、現在の使用方法とは若干差異があるかもしれません。
中世ヨーロッパではこんな風に使われていた。
医薬品として使用されていたのは、この時代も同じですが、薔薇(ローズ)を利用し、水で蒸留することで、薔薇水を作り、香水として利用していたという記述があります。 12世紀を迎えると、独自に、香料として製造され、たくさんの業者が生まれました。 その後、ラベンダー、ミント、セージなどの今でもよく知られているハーブが香水の原料として利用されたんです。 特に、ハーブを使用した香水には、「若返り」の効果があると、信じられてきました。
近世ではこんな用途に使われた。
中世からの流れを受け、多様な用途に使われるようになったハーブですが、近世になると、再び医薬品として利用が積極的になります。 漢方として利用され、それだけでなく、飲料や料理になども使用されました。 また、この時代になると、アロマテラピーという療法が生まれ、ハーブの良い香りを嗅ぐことで、気分や気持ちを落ち着かせ、ストレスを解消するということが流行っていくのです。